かまぼこびより

いわき市永崎。とあるかまぼこ工房に流れる時間をスケッチしていきます。

2012-01-01から1年間の記事一覧

じっくりとまつ

かまぼこを焼き釜に入れると、 最初はじっくり火が通り、色に変化はないのに、 最後の最後でぷ〜っとふくれて、焼き色がつく。 だから、いちばんいいタイミングを、逃しちゃいけないんだ。

かまぼこデザイン

おみやげものの焼きかまぼこ。 普通はそのまま手で食べるものだけれど、 こうしてお皿をキャンバスに見立てて彩ってみる。 いつもと違う食卓のできあがり、じゃない?

かまぼこの革命

工房でつくっているかまぼこが、市内のカフェで食べられる? ということで、お店にいってきました。 地味なかまぼこが、こんなふうになってしまうなんて。 かまぼこの革命がおきました。

ひとりお料理教室

かまぼこ料理が上手になりたくて、ひとりお料理教室開催。 煮物ってたくさんの野菜が一度に摂れるから、 レパートリーをたくさん持っていると便利。 かまぼこが入った煮物なら、魚の栄養も摂れて一石二鳥かな。

新緑の永崎

工房の裏山の緑が、光を浴びて輝いていた。 しばし呆然と立ち尽くし、その美しさに見入ってしまった。 緑、黄緑、浅緑、深緑、若緑、千歳緑、青竹色、若竹色、若草色・・・。 永崎の、何の変哲もない裏山に、緑という緑が存在しているようだった。

英才教育

うわあああ、かかか、かまぼこだぁーーーーっ!! 誰にも渡さん!! 誰にも渡さんぞぉーーーーっ!!!! そ、そして彼は歯形を残して、風のように去っていった・・・・。 そのころ弟は、高級揚げかまぼこを1人満喫しているのであった。

かまぼこ工房の昼休み

昼休み、工場からひとり歩いて、永崎海岸の浜辺に向かった。 耳をそばだてると、春を歌う鳥の声が潮騒にとけてゆく。 遠くに目をやると、大きな汽船が蜃気楼のような姿をあらわに、南へ向かった。 海は果てしなく続く。波は、規則的な音を立てて、変わらず砂…

豆腐かまぼこ、かまぼこ豆腐

豆腐のかまぼこ。かまぼこでもあり、豆腐でもある。 焼いて食べてもおいしいのは、かまぼこも、豆腐も、おなじ。 魚と豆の違いはあるけれど、白色で、原料をすったりこしたりして、つくる。 だから、わかるんだなあ、豆腐職人の大変さ。

つまみぐい

できたてのかまぼこを、脇の小部屋でつまみぐい。 今日のできばえを確認するためなので、 これも、ちゃーんとした仕事の1つ。 焼きたての、いちばんおいしいかまぼこを食べて、ごめんなさい。

嘘のつけない手

手は嘘をつかない。その人の人生が、そこに刻まれる。 ごまかしがきかないから、マドンナだって、手袋をして老いを隠す。 塩分にまみれながら、自らの手で魚の身を摺ってきた職人の手。 分厚く、太く、無骨なその手は、嘘をつけない職人の証だ。

slowtime

昔ながらの浜辺の町は通りが狭い。 でっかい車に乗るより、原チャリだ。 あれ、おじさん、へ、ヘルメット、、、、? きっと写真がぼやけてるだけ(してるはずだ)!

撮影秘話

あ、こぼした。 ひ、拾ってしまえ! (う、器の中に戻したわけじゃ、ないんだからねっ!!!)

まかないめし

かまぼこ工房だから、たまにはこういうごはんを自分でつくる。 さんまのぽーぽー焼きのかまぼこ。 刻んだねぎ、胡麻油、七味唐辛子を混ぜて、どんっと乗っける。 ほんとにうまいもんを食えるのは、田舎暮らしの醍醐味だね。

ナガサキは今日も晴れ

この町の春は、晴れる日が多い。 外へ出たら、空の青と屋根の青が競うようにして映えていた。 海岸から吹く海風は木々を揺らし、鳶声は耳に優しく空に響きわたる。 心静かに、永崎は今日も晴れている。